書道東方見聞録

飯島書店

飯島書店

~神保町散策~
書道と言えば神保町。そんな言葉があっても不思議でないくらい、書道を志す者にとって神保町という町はかかわりが深い。
書道をはじめた者が必ずと言っていいくらい訪れるようになるこの神保町という町は、云わずと知れた日本一の「古本の町」で、古書店が軒を連ねている。その中には書道関係の書籍を専門に扱うお店や、書道用品店そのものもあったりするし、また、路地に入ると思いがけず骨董品を扱うお店を発見したりする。貴重な本や拓本、掘り出し物の文房四宝にめぐり会う可能性もあるので、書道初心者で無くても宝探しをしているような気分にさせてくれる素敵で不思議な町である。
この古書店群のなかで、筆者が初めて入店したお店が「飯島書店」と言う書道専門の書籍を扱うお店である。もう十年も前のことだが、2階の店舗に入るため急な階段を上り、勇気を出して入店したものの、店内は薄暗く、それまでに味わったことない雰囲気であった。学生の自分がこんな所へ来てしまって大丈夫かと、ひどくドキドキしていたのを思い出す。
そのあと店員さんの対応が丁寧でいろいろ教えてもらいながら、目的の本やおもしろい本を得ることが出来た。こちらでは古書はもちろん、拓本や書画等も扱っているので、初心者の方も勉強も兼ねて行ってみるのがお勧めである。
『飯島書店』
 千代田区神田神保町2-3(靖国通沿い)
TEL:03-3261-1578
FAX:03-3261-7354
営業時間/10:00~18:00
(日・祝11:00~17:00)
休日/火曜、年末年始